【西田文郎×清水克衛】「ツキと運がやってくる!出会いの成幸法則」特別ダイジェスト版|第3回 多くの人を喜ばせるほど、あなたの「成幸力」は大きくなる
ツキと運を呼ぶ「出会いの成幸法則」
1,000人を超える参加者が笑って、笑って、深い感動に包まれた伝説の対談が、今蘇る!
日本におけるイメージトレーニング研究指導のパイオニア、サンリ会長・西田文郎(にしだ ふみお)先生と、知る人ぞ知る非常識な書店、「読書のすすめ」創業者・清水克衛(しみずかつよし)氏による熱い掛け合いが、WEB記事で登場!
今では入手困難となったCDブック『ツキと運がやってくる! 出会いの成幸法則』。この濃密なエッセンスの書き起こしを、全4回のダイジェストでたっぷりお届けする特別編の第3回です。
読むだけであなたの脳がポジティブに動き出す、驚きの内容をお届けします!
第3回/全4回


第3回 多くの人を喜ばせるほど、あなたの「成幸力」は大きくなる
商人は商人に始まり商人に終わる

清水克衛(「読書のすすめ」創業者、以下敬称略、清水):
この話もぜひ西田先生にお聞きしたいと思ったのが、「商人は商人で始まって商人で終わる」ということをおっしゃっています。
西田文郎(日本におけるイメージトレーニング研究指導のパイオニア、サンリ会長、以下敬称略、西田):
はい。
清水:
よく自分は、いろいろな本でたまたま出合う言葉の中で、商人は教育者になるというお話。そこまでは聞いたことがあるんですけれども、商人がまた商人になるというお話をぜひ。
西田:
例えば一代で大成功なさる経営者というのは、最初は商人として始めるわけです。
その時には、優先順位の一番は「自分が儲けたい」わけですよね。
それで、お客様を一生懸命に喜ばせようとするわけですね。
そして、その組織が大きくなっていきます。
社員さんも入ってきたりしますから、商人から、経営者になっていくわけですよね。成功なさっていくと。
そうすると、戦略・戦術ももちろん必要になります。
それでもっと成功していかれた経営者は、その上、教育者におなりになるのですね。
ところが、もっと大成功なさると、最後にはまた商人に戻られるのです。
「商人に始まって商人に終わる」というのはですね、一代でとてつもないことをおやりになられた方というのは、最初の商人と違いまして、教育者からまた最後に商人に戻る時は、自分が中心ではなく、全てに感謝して、社会のためにということが優先順位の一番になっていくんです。
最初は自分中心で「売り手よし」で言っているんですが、そうではなくなっていくわけです。
すごいなと思います。
商人に始まって、成功すると経営者になって、そこからもっと成功した人は、必ず教育者になられてですね。
そしてまた最後に、本当に自分以外のため、社会のためとかですね、そういった商人になられて、一生を全うされるということを、「商人から始まって商人に終わる」というふうに申し上げているのです。
清水:
皆さんもせっかくですから、明るいちょっとアホな商人を目指していただいて。
歴史を読むとよくわかるんですけども、やっぱり国を変えるのはいつでも政治家ではなくて、商人だったりするんですよね。
政治家というのはいつも一番最後に変わるものですから、商人が先頭に立っていかなきゃいけないと思うんです。
その時に、私もいろいろな経験で、「競争しない」。
これは斎藤一人さん(*「銀座まるかん」創業者)によく言われたんですけど。
「商売繁盛になるのは簡単だよ。何か一番になればいいんだ」。「えっ、何ですか」と。そうしたら、「たとえばさあ」とかって。「一年中クリスマスとかやってごらん」って。
そうするとね、一番になれるだろうと。他はやっていないんだから。
あとね、どこかから大きな岩でも拾ってきて、拾ってこれないですけど、「拾ってこい」とか言うんですよ。お店の前に置いとけって。
本屋の前に大きな岩なんて、あるとこなんてないから。それだけで一番だと。「たったこれだけだよ」って言うんです。確かにそうだなあと思ったんですよ。
本を勧める本屋って、うちしかないですよね。
うちもたまにね、「おまえには売らない」とかやりますからね。
売らない本屋なんてね、うちだけですから。
「まあ、一杯飲んでいけよ」なんて言う本屋もうちだけですし。
こういう競争しない発想になると、あっという間に商売って繁盛するんだろうなあと思うんですよ。
これからはサラリーマンの方でも、経営者感覚というか、商人(あきんど)感覚と僕は呼んでいるのですけど、商人感覚でいなきゃいけないと思うんです。
商人感覚でいると、楽しいんですよね。
この間、ある本でおもしろいたとえ話がありまして。
何でも効率ばかりを考えている男がいた。効率第一だという男がいて、家から会社に向かう途中、ちょっと大きいほうを催した。ウンチがしたくなってきたのですね。
で、トイレを探したんですけど、見つからない。しょうがないというので、草っぱらを探してですね、野グソをしようと。野グソをしだしたのですね。お食事中の方、いらっしゃいませんね。
野グソをしている時にですね、この時間がもったいないと。効率的じゃないと思ったのですね。
その人、お弁当を持っていたのですよ。
それで、時間がもったいないから、ここでご飯を食べちゃおうと。そうすると効率的だと言って、おにぎりを大便をしながらつまもうとしたら、手が滑っておにぎりがウンチに落ちた。
その男は何と言ったと思います?
「消化する手間が省けた」
西田:
つまらん男ですね。
清水:
そうなのです。こういうたとえ話があるのですけども、そういうのがね、何と言うのでしょう、知らず知らずのうちに、世間にいるとかっこいいものだと思わされているのですよ。
でも、ちゃんとおにぎりは食べて、栄養になって、活力になるわけですから。
本も「本は心の栄養」と言いまして。いい言葉でしょう?
これは私が言ったわけじゃないですから。
森信三さん(*昭和の哲人。著書に『修身教授録』など)という先生が言われたので。
本は心の栄養です。
本を読んで、西田先生のところに通って、ツキというものを教わって。そうでもしないとですね、だいたい悪って強いじゃないですか。悪にすぐやられちゃうのですね。
成功している経営者は「三方よし」を実践している
清水:
よく私は思うんですけども、儲け、儲けって、儲けるのは大切なんですけれど、「三方よし」を忘れている人が多いんです。
西田:
本にも書かせていただきましたけど、実は私の父と母が滋賀県出身なんです。
小さい時から、亡くなった父に、近江商人というのはこうなんだというので、よく話をされたのですね。
「近江商人はなんで成功しているかわかるか」と言って、「三方よし」を小さい頃から聞かされていたんです。
近江商人は、なぜ資源のない何もないところから成功していったかというと、「売り手よし」。商人ですから、売るほうが儲からないといけないわけですね。
買い手も良くなきゃいけないですよね。
売り手が儲けさせていただいて、お客様にも喜んでいただく「買い手よし」です。
ところが、これじゃだめだというのですね。
普通、売り手も良くて、お客様も良い状態になっていればいいじゃないですか。
近江商人はなぜ成功したかというと、「売り手よし」「買い手よし」だけではなくて、世間も良くしなきゃいかん。「世間よし」です。
この三方を良くしないと、商人はいけないんだというのが、近江商人の「三方よし」なのですね。
私はもう何千人という経営者の方々と今までお会いしていろいろやらせていただいてますけれども、成功していらっしゃる経営者というのは、間違いなく「売り手よし」だけを考えていないですよね。
お客様の「買い手よし」。それだけではなくて、21世紀は「世間よし」をやらないと。
絶対にビジネスは近江商人の「三方よし」を手本にしたほうがいいですよね。これからはますますそういったことが必要になると思うのですね。
「どうもうまくいかないんですよ」と、戦略・戦術を一生懸命におやりになるのにうまくいかないというところは、「売り手よし」だけで考えていらっしゃるものですから、お客様の心も操れませんし、お客様も喜ばせていないですし。
「三方よし」はすごいなというふうに思って、本にも近江商人の「三方よし」を書かせていただいたのです。
清水:
江戸時代の商人は、「稼ぎ3割・仕事7割」と言っていたそうです。「稼ぎ」というのは、本当に仕事で儲けるという、それが3割だと。1日の中で。
「7割は仕事」というのは、昔ですから、雨が降ってどぶが埋まっちゃったとか、そうしたらみんなでそれを片付けようとか。
それから、隣の小間物屋さんのおばあちゃんが元気ないから、元気づけに行こうぜ、とか。
そういうのを仕事と言っていたそうですね。
江戸時代の人たちは「稼ぎ3割・仕事7割」で過ごしていたんだって、商人たちは言うのです。
それを今の時代に振り返って考えてみると、「三方よし」もそうですし、うちなんかもそうなのですけども、「稼ぎ3割・仕事7割」のほうが儲かると思いますよ、お客さんは喜ぶのですから。
私なんかも本屋のおやじですけどね、人生相談とかされるんですよ。しかもね、「ビールでも飲む?」とかね、ごちそうしちゃったりなんかして。
普通、どこかに相談したらお金を取られるんですからね。
でも、それは仕事だと思ってやっていまして。
こういうのがね、僕らは商人でこういう話を知ったら、徹底的にやってみたい。
皆さんもぜひやってみてください。お帰りになったら。
「稼ぎ3割・仕事7割」くらいの感じで。
すぐにはできないと思いますけど、そういう感覚でちょっと仕事に取り組んでいただくと、絶対に、お店は繁盛しますね。
Fumio Nishida & dokusyonosusume
*本コンテンツは現代書林から2008年に発売されたCDブック『ツキと運がやってくる! 出会いの成幸法則』(西田文郎/清水克衛)に収録された内容の書き起こし文を再構成、再編集したものです。
*この対談は平成20年4月13日(日)に北海道・札幌で開催された「愛・感動祭り」(共催:「西田塾・日本アホ会」チーム北海道&「NPO法人読書普及協会」チーム札幌)で行われたものです。

西田文郎(にしだ・ふみお)
株式会社サンリ 会長
JADA能力開発分析協会 会長
西田会 会長
1949年生まれ。
日本におけるイメージトレーニング研究、指導のパイオニア。
1970年代から科学的なメンタルトレーニングの研究を始め、大脳生理学と心理学を利用して脳の機能にアプローチする画期的なノウハウ『スーパーブレイントレーニングシステム(SBT)』を構築し、スポーツ、ビジネス、そのほか多くの分野の能力開発に多数携わり、驚異的な実績を残している。
著書に『憶聴の法則』(美里出版)、『№1理論』『面白いほど成功するツキの大原則』『10人の法則』『№2理論』『天運の法則』『№1メンタルトレーニング』(現代書林)、『強運の法則』(日本経営合理化協会出版局)、『命と脳』(海辺の出版社)、『他喜力』『予感力』(清談社Publico)など多数ある。
西田文郎公式サイト https://nishida-fumio.com/
西田会 https://nishidakai.com/
株式会社サンリ https://sanri.co.jp/
清水克衛(しみず・かつよし)
1961年生まれ。2025年6月逝去。
書店「読書のすすめ」代表
「逆のものさし講」を主宰した。
大学在学中に『竜馬が行く』(司馬遼太郎)を読み、突如として商人を志す。
大手コンビニエンスストアの店長を10年間務めたのち、1994年に会社設立、95年に「読書のすすめ」を東京都江戸川区に開業。
「その人が初めて読む本はすべて新刊」という信条のもと商いを続けた結果、全国からお客さんが訪れる繁盛店となる。
著書に『非常識な読書のすすめ』『「ブッダを読む人」は、なぜ繁盛してしまうのか』(現代書林)、『5%の人』『他助論』(サンマーク出版)、『魂の読書』(育鵬社)、『魂の燃焼へ』(執行草舟氏との共著、イーストプレス)など多数ある。
読書のすすめ https://dokusume.shop-pro.jp/
公式ブログ「清水克衛の日々是好日」https://ameblo.jp/dokusume/
読書のすすめ YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/@dokusume
2026年6月27日(土) 西田文郎先生特別講演会「心と魂の秘密」(主催:読書のすすめ)ご案内

2026年6月27日(土) 西田文郎先生特別講演会「心と魂の秘密」が「読書のすすめ」さん主催で開催されます。
突然すぎるお別れから1年……
故清水克衛さん一周忌となる6月が近づいてきました。
お二人の講演会が何度も開催された思い出の地・品川で、西田文郎先生のご講演会が「読書のすすめ」さん主催で開催されます。
二代目店主を引き継いだ小川貴史氏が企画、準備を整えて皆さまのお越しをお待ちしております。
当日は、講演会会場ではおなじみ、「ドクスメ出張販売」も予定されています。西田文郎先生のご著書はもちろん、ドクスメ定番本や最新のおすすめ本まで、販売されるのでは?と私も楽しみにしております。
そして、美里出版の私も、いつものようにねじり鉢巻きで販売支援させていただきますよ~
50年以上 脳の研究をされてきた、西田先生にしかお話いただけない、「心」と「魂」の秘密。「読書のすすめ」さん主催でしか実現しない特別なご講演会に、お時間とご都合のよろしい皆さま、ぜひお運びくださいませ。
西田文郎先生 特別講演会 「心と魂の秘密」
~マル秘中のマル秘!本には書けない究極の脳の話~
日時:6月27日土曜日 14:00~17:30
会場:TKPガーデンシティPREMIUM品川
JR品川駅高輪口 徒歩4分
詳細、お申込みなどは読書のすすめさんHPをご覧くださいませ。
美里出版より絶賛発売中!西田文郎先生著『憶聴の法則』

